特別受益の取り扱いに困っているFさん

Fさんは半年ほど前に父親を亡くし、相続が発生しました。
葬儀などは兄が率先して行ってくれ、スムーズに進んだのですが、遺産相続をめぐって兄と妹が揉めてしまったのです。
というのも、兄は父の生前、大学を卒業しただけでなく、その後、専門学校の費用まで出してもらっていたのです。

妹はこれに納得がいっておらず、特別受益があったのだから、兄の相続分は他の兄弟姉妹よりも減らすべきと強く主張しました。
このままでは遺産分割が確定できず、数か月先に控えた相続税申告にも悪影響が出てしまいます。

特別受益の取り扱いは難しい

遺産分割において特別受益を取り扱う場合、話し合いでうまくまとまれば良いのですが、争いになった場合、最終的には裁判所に判断を委ねるしか解決策はありません。
裁判所が判断する場合、なによりも重要になるのが証拠です。
特別受益を認めてもらうためには、明瞭な財産調査や資料集めが必要になるのです。
とはいえ、家族が裁判で争いをするというのは精神衛生上も良いものではありませんし、調査だ証拠だと揉めるよりも、話し合いだけで解決できたほうが良いに決まっています。
困ったFさんは、専門家に相談することを決意しました。

1度揉めた遺産分割協議は専門家に

Fさんのように、兄弟姉妹が遺産分割協議で揉めてしまった場合、その後、いくら話し合いをしても好転する可能性は非常に低いです。
というのも、1度でも感情的になってしまうと、他者の意見など耳に入らなくなってしまいますし、他人ではない兄弟姉妹だからこそ感情的になりやすいもの。

こういった場合は、専門家に間に入ってもらい、話し合いを進めるのが良策です。
専門家は、単に専門知識を持ち合わせているだけでなく、兄弟姉妹間の調和を図り、裁判へと発展しないように話し合いを進める術も持ち合わせているのです。

専門家の介入で無事に解決

Fさんの妹は裁判まで視野にいれていたようですが、専門家の介入によって家族間で裁判をする大変さについて詳しく説明を受け、話し合いだけで解決することに決めました。
一度はバラバラになりかけた兄弟姉妹も、無事に仲直りすることができ、全員が納得する形で遺産分割協議を終えることができました。
特別受益を含む複雑な遺産分割協議でしたが、この間、わずか1ヶ月程度だったため、相続税申告も十分に間に合い、Fさんもほっと一安心です。

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